3.ID(アイディー)とPW(パスワード)はアイデアで覚えやすくする

パソコン入門編

僕サーファーだからさ、1173(いい波)にしてるよ。

あちこちで作らされるんだけど、そもそもなんなの?紙に書いちゃダメとか言われるし、名前や生年月日もダメ。じゃあ忘れないようにするには、どう決めたらいいの~?

アカウント(会員登録情報)は店の扉

ネットやアプリを使用する時、お買い物をする時、ほとんどの場合、会員登録をしますね。

名前や住所、電話番号、お金がかかわる場合はクレジットカード番号などを登録します。

この会員登録することを「アカウントをとる」といいます。

アカウントを取ってから、アプリが使えるようになったり、お買い物をしたり、様々なことができるようになります。

アカウントはそのページ「店」の会員であることの印、その「店」への入り口「扉」を作ったイメージです。

アイディー(ID)は扉の名前、パスワード(PW)はその扉の鍵

アカウントは「店」の「扉」ですから、開けなければなりません。

つまり扉を開ける必要があります、それを「ログイン」といいます。

ログインに必要なのが、会員登録時に決めたアルファベットや数字、記号で組合わせた文字列、アイディー(ID)とパスワード(PW)です。

アカウントという店の扉(ログイン画面)の鍵(IDとPW)が一致して、初めてお店に入れるわけです。

ということは、ログインページID・パスワード悪い人に知られてしまったら…、あなたになりすますことができる…ということです。怖いですね。

その為にはIDとパスワードを決める時、自分は忘れないでも他人には調べにくい、という文字列にする必要があります。

アイディー(ID)はハンドルネームにもなる

IDは通常画面に表示されます。

IDはあなたのハンドルネームでもあるからです。ですので覚えやすい文字ならなんでもいいのです。

ID作成には、大抵ルールがあります。

・文字数(だいたい8~12字)

・英字小文字(a~z)、英字大文字(A~Z)、数字(0~9) 

これは一例です。説明をきちんと読みましょう。

ではID作成に移りましょう。

例えば本名が「鈴木園子」だったとします。とりあえずフルネームは避けましょう。

  • 名前の逆読み「okonos」
  • あだ名「zonozono」「suzutyan」
  • 昔から使っている厨二病なハンドルネーム「akaisuisei」「masayume」
  • 好きなキャラクターの名前「Hotarumaru」「Hesikiri」
  • 好きなものの名前「meronpan」「yakiniku」
  • 好きな言葉やセリフ「yokikanayokikana」「osikiru」

などはいかがですか?忘れなさそうですよね。

仮に「kozono」としたとしましょう。

すんなりこのIDで作れれば良いのですが、世の中に同姓同名がいるように、すでにこのIDが使われている可能性があります。

同じ会社に同じID名は2つは作れません

すると登録時に「そのIDは使われています」とはじかれてしまうことになります。

その時はアルファベットの大文字や小文字、数字を付け足しましょう。

  • 大文字を入れてみる「Kozono」「KOZONO」
  • 大文字を混ぜ込んでみる「KoZoNo」「KozonO」
  • 単語を二つ以上入れる「kozonochan」「Princesskozono」
  • 数字を入れる「kozono001」「001kozono」(誕生日や電話番号は避けましょう)
  • 数字や文字を連続で使う「sssonokooo」「8888sonoko8888」
  • 推しの名前を使う。「midorikawahikaru」「mikadukimunetika」
  • 文字を形に似た数字に置き換える「o=0」「Z=2」「I=1」など
    「s0n0k0」「3kaduk1Munet1ka

少し長めで、覚えやすいIDにしましょう。他に使われている時のために、候補を5つくらい作っておきましょう。

これ!というIDを決めて、それを使いまわしていくのも仕方のないことでしょう。統一すれば絶対に忘れませんし、紙に書く必要もありません。

注意

IDは、アカウント名として表に出るとともに、Google(グーグル)やyahoo!(ヤフー)ではメールアドレスも自動で作成され、ユーザーIDとして使われることが多いです。

それも頭に入れて作成しましょう。

「Eメールアドレスとは?構造と作り方」

パスワード(PW)は教えちゃいけない、知られちゃいけ~ない~♪

IDよりも決めるのに難しいのがパスワード(PW)です。

これは教えてはいけない知られてはいけない忘れてはいけない大事なものです。

本当でしたらすべてのアカウントごと別々の長いパスワードにすれば一番安全です。

パスワード作成にもルールがあります。

・文字数(だいたい8~12字)

・英字小文字(a~z)、英字大文字(A~Z)、数字(0~9)、記号(使用できる記号のみ)

これは一例です。説明をきちんと読みましょう。

それではPW作成に移りましょう。

まず以下の最低限の常識を守りましょう。

  • 本名、誕生日、電話番号、住所など、自分に関わるものは使わない。
  • 同じく家族のものも使わない。
  • 単語は使わない。使うなら、無関係の単語を2つ以上。
  • 長めのPWにする。
  • アカウントごとPWを変える。

とはいうものの、正直に言うとそれでは覚えられませんよね。

さてここに1つの決め方をご紹介しましょう。いろいろと考えるヒントにしてみてください。

まず絶対に忘れないキーワードを決めましょう。以下の方法を2つほど組み合わせて作成してください。

  • 好きなものの名前を使う「meronpan」「yakiniku」
  • 好きな言葉やセリフ「yokikana」「osikiru」
  • 推しの名前を使う。「kanesan」「munetika」
  • 一部に大文字を入れる「Hotarumaru」「Hesikiri」
  • 文字を形の似た数字に置き換える「1monG」「3da0」
  • 模様をつける「cc」「33」「00」「oo」「-_-」「^_^」(記号が使えない場合もあります)

以上を元に、例として「1046u」と決めたとします。これを絶対に忘れないようにしてください。

これを元にログインページごとに単語を付け足していきます

Amazonだったら「1046uAmazon」楽天銀行だったら「1046urakuten」メルカリなら「1046umerukari」。

このように変えないPWを暗記して、アカウント先の名前を後または中央に入れ込んでやれば、ページごとに違うPWができあがります。

しかもパターンさえ覚えれば、どこのページでも思い出せますね。

これはほんの一例です。アイデアを駆使して、アカウントごとで、長い、そして忘れないPWを作ってみてください。

パスワード(PW)数字版は、自分から関係ないものにする

銀行のカードやクレジットカードでも数字4桁PWは使われますが、Windowsでも使うことがあります。

せっかくですので数字4桁のPWの決め方も考えてみましょう。

以下のアイデアはいかがでしょうか。

  • 誕生日を和暦にする(ただし日は使わない)「平成3年10月=0310」
  • 同居していない年上の家族の携帯番号か誕生日(ただし日は使わない)「昭和45年10月=4510」
  • 推しの誕生日(1月1日0101)
  • 推しの名前を数字にする(30、1046、320、928、20)

いかがでしょうか。カードと番号が連想されるものが、一緒にないことを前提にしてみました。あっても連想されにくいです。

おまけ解説

現在、PWは記号や数字を難しく組み込んだ短いものよりも、普通に長い方がセキュリティとして高くなると言われています。

またPWの変更も、そんなに頻繁にする必要はないといわれています。

とはいえ、注意することに越したことはありません

パスワード生成アプリなどもありますので、それを使ってみても良いでしょう。

とはいえ忘れないように、秘密メモに書いておきましょう。

絶対にパソコンに付箋で貼ったり、秘密メモをその辺に転がしておくようなことはしないでください♪

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